Perfume / Dream Fighter(初回限定盤)
Perfumeの新曲"Dream Fighter"買いました。
疾走感があって、良いですね。好きです。
ストレートな曲調にストレートな歌詞なので、もう少しギミックが欲しいという意見も判ります。
だけど、ちゃんと聞くと新機軸であったり、アレンジ面であったりが凝ってる。
特に疾走感を演出するハイハットの動きがヤバイ。
表打ちから裏打ちになってチキチッチーとCH→OHの乱れ打ちでテンション高められまくり。
でも、ハイハットに集中するのは諸刃の剣。
ハイハットばかりが気になってしまうから(笑)
それくらい、細かいんだけど、気にならない人には気にならない程度であり、
それでいながら曲の印象を演出していると思うのです。
DFは、ハットでノって踊る曲というと言いうべきでしょう。
個人的にビックリしたのは、Bメロの「こーのままで〜」の部分での冒頭のベース音。
ベースの音圧に拘っているのは判っていたけど、ここまでやるかというくらいの低さと厚さ重さの音。
キックの音と完全に被って「音割れてる!?」って思いそうになる限界までいってる。
ここはいいヘッドフォンで聴いて貰いたい。
一番そこからグワーッと上がっていく所が気持ちがいい!
そしてBメロからサビへの「遠い 遠い 遥か この先まで」の所がホント好き。
この曲のビデオはDVDで見るつもりだから一切見ていなかったんだけど、
1回目のこの部分でかしゆか、あ〜ちゃん、のっちって来て、パッと水玉が弾ける辺りで泣けた。
くそう、いいビデオじゃないか。
曲も良いけど、ビデオを観ると魅力が五割り増し。
是非ともDVD付きを買って見てください。
そして、"願い"。
DFからシームレスに始まって、もう最初のかしゆかの声で始まったところから好き!
この曲好き!この曲ヤバイ!と思い、目を閉じて聴いていたらサビが泣かすんだわ。
あまり歌詞とか気にしない人間だけど、初見で歌詞カード見て、泣いた。
ystkらしい、寂寥感と距離感を、直射日光というよりも高窓から差し込む光が描き出した一曲。
(他のystkワークスにはあって)Perfumeには無かった曲調で個人的には待っていた一曲です。
エレピの使い方が素直な割りに、その音は意外と素直じゃなくて苦笑。
淡淡として入る曲だけど、リズムトラックが凝ってます。
ハートビートのようなズムッズムッと沈み込むようなキックが曲の暖かさを演出しています。
個人的には、"願い"はインストもヤバイ。
どうしても、歌が入っていると歌の印象が強く、聴き手として歌に集中してしまいます。
だから、インストは純粋にトラックの良さが聴けて、「おお!」という発見があったり。
何が良いって、ちょっとビート強めれば"願い"はHip Hopのトラックになりそうで、
雰囲気としてはNujabesっぽい感じ?(怒られそうだけどw)
出だしの40秒くらいまではラップのっていても有りか、と思った。
サビはエレピのバッキングがポップで、「卒業式っぽい」っていうのも判る。
で、2:00からの辺りが特にラップのせたらいい感じだと思う。
こういうトラックも作れるんだという意外な発見でした。
というか、"願い"の最後は反則だろ。泣くよアレは。
ltwは好きだけど、曲から受ける印象以上にちょっとコッテリした感じのトラックで
イヤフォンで聴くことがメインの俺には時時おなかいっぱいな感じありましたが
今回はサラッと聴けて、それでいてトラックに集中しても良し!な作品でした。
取りあえず今の気持ちは、「ライブで聴きてぇぇぇ!!!!」って叫びたいですw