生れてこの方、本屋の店員に幾度となくときめいてきた私の独断と偏見による
「本屋の店員に何故ときめくのか」というのを論じてみようかと。
前提として、「本屋の選び方」から入ってみます。
どういった要件で本屋を選ぶかといえば
1:近所である(行動範囲内である)
2:本の品揃えがよい
3:遅くまでやっている
という要件に集約されてくるかと思います。
最近は本屋の大型化、チェーン店化などの傾向もあり、上記の要件を満たす本屋が
多くなっておりますが、本屋を選ぶ場合においてポイントとなるのはなんといっても
「欲しい本があるかどうか」
これが一番のポイントかと思います。
仮にそんな中で「甲乙付けがたい書店が近場に2店舗有り、どっちでも良いのだが」という場合
どちらの書店にも交互に行くかと言えば、そんなことはほとんど無いのであり
何かしらの理由があって、むしろこだわりを持って、
どちらかの本屋に決めてしまう場合が多いです。
そのポイントが、本屋の雰囲気であり、店員さんである。
品揃えも雰囲気は良いのだが、店員が最悪な本屋だとまず買いに行かない。
その逆もまた真である。
本屋の居心地の良さって、配置と間で決まると思う。
「流れ」というべきなのかもしれないが、ぐるっと回って一通り見やすい配置
棚と人と通り道の間が良くできている本屋だと用もないのに立ち寄って
ぐるりと一周本屋を周り、お薦めされている本を手に取って、悩んで、結局買って帰る。
なんてことをしばしばやってしまう。
「本なんて無くても生きていける」なんて言う人もいるし
私みたいな書痴は「本がなければ生きていけない」って信じているけど、
売られている本を全て買うわけでもないし、ましてや読むわけでもないから
必然的に買う本や系統は限られてくる。
そんなとき、本屋独自のお勧めや店員さんのポップ、他店とは違う平積み書籍など
そういったところから本屋の傾向やら雰囲気やらが伝わってきて
「こういう本が欲しい」と思うときは遠くてもその書店まで行ってしまう。
本なんてどこで買ってもその本であることには代わりはないのだが
その本を買ったときの記憶や出逢いは本屋抜きでは語れないのである。
と、本屋の店員の話にはいることなく、しかも予想より長くなったので
話はまだ続きます。ええ、酷い話が(苦笑